~とある湖畔から~

脳と意思決定の研究の記録

意思決定は脳から逃れられないー錯視ー

脳は現実を見ていない

 

下図のAとBの青い縦線のうち長い方はどちらでしょうか?

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Aが長く見えると思います。

ですが正解は、どちらも同じ長さです。

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このAの方が長く見える現象は、ミューラー・リヤー錯視と言われる有名な錯視現象です。

フランツ・カール・ミュラー・リヤー - Wikipedia

 

 

脳は現実を見ていない

ミューラー・リヤー錯視の例は、私たちの脳が現実をそのまま見ていないことを示しています。

このように、私たちは脳というのフィルターを通して世界を認識しています。

つまり、私たちの認識している世界は、現実をそのまま反映しておらず、脳によって歪められています。

 

 

脳の性質を理解し利用する

私たちは、世界を脳を通してしか認識できません。

また、この脳が認識した世界に応じて、思考し意思決定が行われています。

脳の性質やクセを理解することは、私たちの思考、行動、意思決定を理解するために不可欠です。

また、脳の性質やクセを利用することで、より良い思考、行動、意思決定を導くことができる可能性があります。